AJフロア レビュー|実際に使って分かった明るさ・サイズ感・使いやすさ

AJフロアは、ルイス・ポールセン(デンマークの照明器具メーカー)のロングセラー照明です。アルネ・ヤコブセンにより1957年にデザインされました。

AJシリーズは、フロアライト(スタンド照明)以外にデスクライトウォールライトがあります。本記事では[各種類の特徴・サイズの違いの比較]もまとめました。

AJランプを実際に使いながら、明るさ・サイズ感・暮らしへの馴染み方をまとめました。

この記事では、
・AJランプの明るさの特徴
・サイズ感と空間とのバランス
・暮らしの中での馴染み方や置き場所のコツ
・使って分かった注意点と向き不向き
について、実体験をもとに詳しく書いています。

AJランプを検討している方が「どんな光なのか」「自分の部屋に合うのか」を判断できる内容になっています。

補足

ルイス・ポールセンの下向き照明で、スマートライトの取り付けができる製品は「AJシリーズ」以外に選択肢がなかった(NJPシリーズ・VL38・Yuhなどは、組込式LEDなので使用不可)こともあり、AJフロアを選びました。スマートライトは、PhilipsHue(E17)で動作確認をしています。

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引用元:フライミー

目次

AJの特徴:下向き照明

引用元:フライミー

AJランプは、シンプルながら印象に残るデザインが特徴です。1957年デンマーク・コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインした照明で、60年以上前のデザインでありながら、古さを感じないロングセラー照明です。

AJフロアランプは、1957年にアーネ・ヤコブセンの SASロイヤルホテル(現 ラディソンコレクションロイヤルホテル;コペンハーゲン) のプロジェクトの一部として誕生しました。ヤコブセンは、ホテルの建築設計に限らずトータルデザインを手掛け、AJランプシリーズもホテルと同じくらい象徴的な存在に。このホテルは、”世界初のデザインホテル”として今でも世界中で知られています。

ルイスポールセン公式(AJフロア)

AJフロアは、下向き照明です。

  • シェードの角度によって光の広がりが変わる
  • 部屋全体を明るくする用途には向かない
  • 手元の作業や読書には十分な明るさ
  • 上から光が漏れない

光が一点に向かって落ちるため、 影のコントラストがはっきり出ます。 上方向は照らしたくない(エアコンがあるなど)場所に置くときにも、オススメです。

部屋全体を明るくすることはできませんが、AJフロアを壁に向けて照らすと、壁面で光が反射し、柔らかい光が広がります。

シェードの角度は上下に調整できます。横方向(左右)の角度調整はできません。シェードの内側は「ホワイト」(全カラー共通)で、柔らかな光が反射されます。

シェードの角度調整

シェードは上下約90度に調整できます。横方向にはシェードを動かせません。写真は、最大まで上方向に上げた状態と、下方向に下げた状態です。

最大まで上に上げることはありませんが、人が座る高さ(床・ソファ・椅子)によって、シェードの角度によっては光源(電球)が見えるので、シェードの角度調整は必要です。

器具のこと

高さは1300mm。コード長さは3m1です。他カラー(主に明るいカラー)によっては、コードがホワイトのカラーもあります。

スペック(コードカラー) >

AJフロアはE26の電球ソケットです。電源ON・OFFの「フットスイッチ」があります。調光機能がないので、Hue(スマートライト)の取り付けができます。丸いボタンが「フットスイッチ」です。スマートライトは「PhilipsHue」を使用しています。AJフロアは、シェードが短く、E26ではシェードから出てしまうので、E17+変換アダプタを使っています。詳細は、以降記事の内容をご参照ください。

PhilipsHue(スマートライト)の詳しい機能・使い方>

調光機能がある照明器具に、スマートライトを取り付けると故障の原因(点灯しない・ちらつき)になります。AJフロアは、調光機能がないため、スマートライトを取り付けることができます。

電球のこと

ルイス・ポールセン公式の適合電球リストによると、「E26白熱電球ホワイト60W(メーカー不問)」とあります。
「適合電球リスト」は、ルイス・ポールセン公式サイトの一番下のリンクをご参照ください。

Hueライトを取り付けてみる(適合照明外)

AJシリーズは調光機能がないので、スマートライト(PhilipsHue)を取り付けることができます。PhilipsHueのホワイトグラデーションを取り付けることで、調光・調色ができます。ルイス・ポールセンの適合電球リストに「Hue」ライトの記載がないので、試しにE26のHueライトを取り付けてみました。

HueE26を取り付けたところ

スマートライトは通常の電球より大きさがあるため、同じE26のライトを取り付けると、シェードからライトが出てしまいます。E26より小さい「HueE17」とE26変換プラグを取り付けたところ、シェードからライトが見えず、問題なく使用できます。

HueE26(800lm)、LED E26、Hue E17(ホワイトグラデーション)+E26変換プラグを並べて比較しました。
LED E26(写真は東芝製60W)と、Hue E17+E26変換プラグでは、縦のサイズは同じくらいです。
Hue E17+変換プラグで取り付けると、シェードからライトが出ません。

引用元:PhilipsLED楽天市場

HueE17ホワイトグラデーション

AJシリーズの適合電球について

AJフロア以外に、AJテーブル・AJミニテーブル・AJウォールランプと他シリーズがありますが、AJテーブルとAJミニテーブルは、Hue E26が適合照明です。
AJミニテーブルとAJウォールはHueE17が適合照明となっています。
「AJフロア」と「AJテーブル」ではシェードの深さが異なると予測します。

照度100%
照度10%

Hue E17を取り付けることで、調光・調色と電源のON・OFFもできるようになります。調光ができるので、夜間の常夜灯として使っても、眩しいと感じません。写真下は照度10%ですが、実際には写真より暗く感じます。

PhilipsHue(スマートライト)の詳しい機能・使い方>

実際に使ってわかった注意点

実際に使ってみて、いくつか注意したい点がありました。

・光の向きは下方向限定
・角度によっては光源が視界に入り、眩しさを感じることがある
・電源コードの存在感がやや強い
高さ調整ができないため、ベッドサイドではAJテーブルやAJウォールの方が使いやすい場合がある

上方向の光が不要なケースでは、AJフロアはとても適しています。
ただし、電源コードは置き方や配線の工夫が必要だと感じました。
また、高さ調整ができない点は、スツールなどで調整できるAJテーブルの方が、置く場所によっては扱いやすいこともあります。

照明選びで迷ったら「AJ」

AJシリーズは、バリエーションも豊富です。下向き照明は、あまり種類がないということもあり、AJシリーズは非常に使いやすい照明です。

AJフロア以外に、「AJテーブル」「AJミニテーブル」「AJウォール」と、AJフロアと同じシェードの形でサイズ違いの照明があります。 AJテーブルはAJフロアとほぼ同じシェードサイズで、AJミニテーブルはAJテーブルフロアより、シェードを小型化したサイズです。AJミニテーブルシリーズの方が、カラーバリエーションが豊富です。

AJウォール

AJウォールは、コンセントから電源を取り、壁面に壁付する仕様です。(電気工事を行えば、電源コードを壁面に隠すこともできます)写真のAJウォールは、電源コードを壁面に隠しています。AJウォールは他のAJシリーズと違い、上下約90°と左右約60°に角度調整ができます。

AJテーブル

AJOxford(オックスフォード)

照明に迷ったら、AJシリーズは間違いないです。他に同じくヤコブセンのデザインで、ガラスシェードのAJOxfordシリーズもあります。

AJシリーズの仕様比較

AJシリーズの比較をまとめました。Hueは適合電球を記載しましたが、「ホワイトグラデーション」を強くおすすめします。「ホワイト」は調光機能のみで、調色はできません。

2025/5追記
AJウォールは以前は電源工事不要の電源コード付きのウォールランプが販売されていましたが、現在日本では要工事のウォールランプ以外の販売をしていない、とのことでした。

製品名AJフロアAJテーブルAJミニテーブルAJウォール
サイズ
(mm)
275(幅)×1300(高さ)×275(長さ)275(幅)×560(高さ)×215(長さ)113(幅)×433(高さ)×183(長さ)145(幅)×180(高さ)×318(長さ)
シェードの長さ(mm)350350247247
電球E26E26E17E17
Hue
適合電球を記載

E17変換アダプタ
E17ホワイトグラデーション470lm
(非推奨)

ホワイト
グラデーション1100lm


ホワイト1100lm
(調色機能なし)

ホワイト
グラデーション

470lm

ホワイト470lm
(調色機能なし

ホワイト
グラデーション

470lm

ホワイト470lm
(調色機能なし
角度上下約90°上下約90°上下約90°上下約90°
左右約60°
AJシリーズ比較表

コーディネートのこと

どこにでも合わせられる

シンプルなデザインですので、和室も含め、場所を問わず合わせやすい照明です。ソファや一人掛けチェアの横に置いたり、壁際に置いて部屋を明るくすることもできます。

コードと配線のこと

フロアスタンドなので仕方がないのですが、電源コンセントとコードの配線は気になるかもしれません。
コンセントが目立つ場所の場合、キャビネットなどの収納の裏にコードを隠す、または、ポスターやカゴを置いてコードを隠す工夫をすると、よりスッキリ見えます。

COLUMN

カラー選びに迷ったときは「無彩色」

AJフロアは「グレー」を選ぼうとしていました。
部屋を見渡すと白・グレーが多く、グレーは主張も弱いので、合わせやすいからです。

デンマークの建築家Hanne Kjaerholm(ハンナ・ケアホルム)の作品集(Hanne Kjaerholm Houses)の「王立芸術アカデミー客員教授のための部屋」のインテリアコーデイネートを見ると、AJフロアのブラックを置いていて、部屋のアクセントになっていました。デンマークの一般家庭でも、照明にブラックを取り入れている写真をよく見ます。写真を見たことがきっかけで、AJフロアは黒を選びました。
※Hanne Kjaerholm(ハンナ・ケアホルム):建築家。家具デザイナーとして有名なポール・ケアホルムの妻。

我が家は、玄関扉を開けたら突き抜けて見える壁があります。(この位置は「フォーカルポイント」と呼ばれ、無意識に目が行く場所のことです。)フォーカルポイントに、キリっとしたブラックAJはぴったりでした。

ブラックもグレーと同様に無彩色(白・灰・黒)ですので、合わせやすいカラーです。カラー選びに迷ったら、無彩色がおすすめです。

スペック

ブランドLouis Poulsen(ルイス・ポールセン)
デザイナーARNE JACOBSEN(アルネ・ヤコブセン)

寸法|W145×D275×H1300mm
   コード長:3m(フットスイッチ付き)※旧仕様:2m

  コード色 ホワイト:ホワイト 、ソフト・レモン、ウォーム・サンド、エレクトリック・オレンジ
      ブラック:ブラック、ダスティー・ブルー、ウォーム・グレー
材質|ステンレススチール
光源|E26 LED電球
重量|3.5kg

参考元:ルイスポールセン公式(AJフロア)

  1. 2024年以前の旧仕様は2m。写真は3mです。 ↩︎
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この記事を書いた人

meteoraのアバター meteora メテオラ

システムエンジニアとして20年働きながら、賃貸で二人暮らしをしています。
家で過ごす時間が好きで、より心地よい空間を求めて北欧照明を深く調べるようになりました。

Philips Hueや北欧照明を使い、光の落ち方・影の質・色温度など、
“暮らしを快適にする光” を日々研究しています。

ルイスポールセンやフリッツ・ハンセンなど、北欧ブランドの照明・家具を中心に、実際に使って「本当に良い」と感じたものだけを紹介しています。

好きなデザイナーはポール・ケアホルムとセシリエ・マンツ。
シンプルでありながら柔らかさのあるデザインに惹かれます。

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