PhilipsHueがある暮らし

スマートライト「PhilipsHue」を10年以上愛用しています。
Hue(ヒュー)を使い始めると電球の明るさ・色(調光・調色)をコントロールできることが当たり前の日常になりました。

ホテルの照明にストレスを感じるようになった

家の照明環境が整うと、商業施設や旅行先のホテルの照明が眩しすぎて、ストレスになっていることに気づきました。

インテリアの本で「調光ができない照明は、音楽を爆音で聞いているのと同じ」という言葉を読んだことがあります。ホテルは、物量が少なく視界でのノイズにならない工夫がされていますが、照明の明るさが眩しすぎると、それがノイズに感じてしまいます。逆にいえば、家の照明環境を整えるとホテル以上に快適な環境を作れる、ということがわかりました。Hueは照明を自由にコントロールができるので、ホテル以上の環境を作ることができました。
(光の明るさは人によって感じ方は異なるので、光量をコントロールできる調光器が設置されているホテルもあります)

この記事は、Hueを使うリアルな日常・生活が変わったことを記事にしました。

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目次

ライトの色の違い

Hueアプリのカラー選び

Hueのアプリからライトのカラーを変えることができます。専門用語でいうと色温度(ケルビン)と言われており、色温度が低い光はオレンジに近く、色温度が高い光は青みがかった色をした光になります。

よく使う色は「シーン」という機能で色と明るさ登録ができます。よく使うシーンのライトの色の違いを写真で並べました。昼光色・温白色・電球色と3種類の写真です。「昼光色」は写真ではわかりにくいのですが、少し青みがかかった色をしています。

シーン:集中する(昼光色)
シーン:読書をする(温白色)
シーン:くつろぐ(電球色)

晴れの日中

南向きで日当たりがよい私の部屋は、午後は電気を点けなくても大丈夫なくらいに明るさはあります。午前中は日が入らないので、午前中は電気がないと少し暗いと感じる環境です。

ライトを昼光色にすると集中できる

天気の良い日も午前・午後に限らず、終日電気を点けています。仕事をする時は、Hueライトを点けることで集中することができます。

シーン:集中する(昼光色)

デスクワークでは「昼光色(青白い色)」を点けます。青白い光にすることで、頭がすっきりし、集中することができます。実際には自然光が入る状態よりも、夜の方が肉眼でわかりやすいです。

シーン:明るく(温白色)

時間帯で電球の色が変わると一気にリラックスできる

仕事が終わったらHueライトを「電球色」に切り替えると、一気にリラックスができます。電球色のシーンは複数あり、「明るく」「読書をする」「くつろぐ」というシーンがあります。それぞれ色温度と、明るさが異なり、「くつろぐ」では明るさが45%と少し暗くすることでリラックスした雰囲気になります。

私は仕事の時間帯は昼光色で、日没時間に電球色に切り替えるように、Hueアプリで設定をしています。日没は設定した地域の日没時間に連動するので、日々変動しています。電球色に切り替えるときに、瞬時に切り替えることもできますが、私は時間をかけて少しずつ色を変化(フェード)させる設定が好きです。フェード時間は最大60分間まで指定ができますので、日没時間に向けて昼光色から少しずつ電球色に変化し、日没時間はいつの間にか電球色に切り替わっている、という状態になります。

Hueのアプリ設定

Hueのアプリでは、たくさんのシーンがあります。「やる気を出す」「集中する」は青みがかった色になり、集中したい時におすすめのカラーです。

時間帯で電球色と明るさ(調色・調光)が自動で変化するシーンもあります。私の好きなシーンは「ゴールデンアワー」です。デフォルトの設定では、イエロー・オレンジを中心としたカラーシーンになっています。デフォルトの設定から時間を変更したり、カラーを変えるなどカスタマイズもできます。

夕方〜夕食まで

食事は暖色の照明で明るく・美味しく

明るさ100%の状態

夕方から夕食の時間は、電球色(暖色)で明るい状態にしています。上の写真はペンダントライトの明るさを100%にした状態です。

ペンダントライトはテーブルから60cmの高さがきちんと明るい

ペンダントライトの高さがダイニングテーブル高さから60cm前後の位置にあると、照明の灯りがお皿に届くので、より美味しく映ります。食事だけでなく、読書・勉強・仕事も天井据付のシーリングより、60cmくらいの位置にあるペンダントライトの方がきちんと明るさが届きます。

明るさ100%の状態

夕食の時は、ダイニングテーブル上の照明は100%・周りの照明(フロアスタンド・フロアライト)は明るさ35%にしています。食事を照らすペンダントライトは、「電球色」にすると落ち着いた雰囲気になります。「昼白色」を選ぶと明るく食事を照らすことができます。反対に、「昼光色(青白い色)」にすると、食べ物が青みがかった色になるので、食べ物が美味しく映りません。

上の写真では、シーリングライト・ダウンライトを点けていません。照明器具は、ペンダント、フロアライト2台、見えていない位置にデスクライト1台です。天井照明がなくても、ペンダントとフロアライトを100%の明るさにすると、部屋全体が明るくなります。

Hueアプリの設定

Hueのアプリでは「ルーム」という一つの部屋で照明をグループ化することができ、テーブル上の電球は明るさ100%で、周りのフロアスタンドは50%にするなど、器具ごとに明るさをカスタマイズし、カスタマイズした状態を保存することができます。

夕食後〜就寝前

明るさ20%の状態

照明の明るさを抑えると落ち着いた雰囲気になる

夕食後は一気に照明の明るさを落とします。Hueでは自分でカスタマイズした明るさ・色のシーンを保存することで、リモコンを押して、シーンを切り替えられます。シーンの切り替え以外にも、明るさの調整もリモコンで出来るので、好みの明るさにできます。上の写真はペンダントライトの明るさを20%にした状態です。

北欧のデンマークは多灯照明が一般的です。外が暗くなると照明を少しずつONにしていき、寝る前には照明を少しずつ減らして(OFF)いくそうです。Hueがあると、少しずつ点けていく・消していくという動作を時間帯指定で自動でON・OFFをすることもできます。私の家でも、22時にペンダントライトをOFF、他のフロアライトを22時〜23時にかけて夜間照明(10%の明るさ)になる設定をしています。Hueのアプリから、時間指定でOFFにしているので、電源ボタンを入れにいくということはしていません。

就寝時間にかけて、照明の灯りを暗くしていく・消灯すると、眠れるようになった

上から100%、50%、10%の状態

最近ではリモコン操作で調光・調色ができるシーリングライトも見かけるようになってきました。それでも私はシーリングライトは使わない、もしくは夕食後はシーリングライトは消灯することをおすすめします。

以前の私もシーリングライトを使っていましたが、夜に頭上から光を浴びると寝付きに影響が出ることに気がつきました。リラックスする時間はフロアライト・テーブルライトなど、天井照明以外の灯りで過ごすと、穏やかな時間の流れを感じられるようになります。

\フロア照明にHueが使えるMayDayおすすめです/

照明の調光・調色ができると生活が変わる

照明は明るさ・色(調光・調色)をコントロールできるとグンと生活の質が上がります。私は夜型から朝型に生活リズムが自然に変わっていきました。Hueの自動設定で自動で電気の色が変わったり消えたりするので、意識しなくても生活リズムが変わりました。

昼と夜で同じ照明器具でも電球の明るさ・色(調光・調色)を変えると、部屋の雰囲気が変わるだけでなく、気持ちよく過ごすことができます。特にHueライトが活躍する場所は「ダイニング」です。ダイニングテーブルで勉強をするとき、本を読むとき、食事をするときと使い方が異なるときに、Hueライトで明るさ・色を切り替えることができると快適に過ごせます。

Hue以外のスマートライトを使ったことがないので、他メーカーとの比較はできませんが、調光・調色ができる照明器具は強くおすすめしたいです。日本は照明にこだわるということが認知されていないように思えます。毎日寝つけない・家に居ても休まらない、ということが続いているとき、電球を替えることで解決するかもしれません。

本記事がなにかのお役に立てれば嬉しいです。

\Hue製品の選び方の詳しい記事はこちら/

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この記事を書いた人

システムエンジニア(SE)歴20年。
SEならではの仕様調査と実機レビュー(実際に使ってみての使用感)で、論理的にわかりやすい記事作りを心がけています。

家に居ることが大好きで、もっと暮らしやすい空間を作りたいと思い、インテリアを調べていく中で、北欧家具に出会えました。

北欧インテリアブランド(ルイスポールセン、フリッツ・ハンセン、PPモブラーなど)を中心に、本当に良いと思ったモノだけを紹介しています。

好きなデザイナーは、ポール・ケアホルム、セシリエ・マンツ
シンプルなデザインの中に、どこか柔らかさがあるデザインが好きです。

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