現役SEの本当におすすめな家電とガジェット(2025)

私の家にはこだわって選んだものが多く、家電・ガジェットも理解したものを選んでいます。
とはいえ、機械ものは一生使い続けれるものではありませんので、トライ・アンド・エラーで選んできました。

システムエンジニア(SE)機械好きということもあり、カタログスペックと機械構造、取扱説明書を調べ、最低限のものを選んでいます。

「最低限」という視点がポイントで、最低限=シンプルな機能(無駄に高スペックでないもの)を選択しています。余計な機能がないということは、機械構造的にも故障ポイントが減るということは、故障率も下がるということと価格も抑えられるからです。

この記事では、機械好きで主婦でもある筆者の家電選び方のポイントと、実際に選んだものをまとめました。

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

目次

選び方 その1:機能がシンプルなものを選ぶ

見た目だけでなく、機能面もシンプルなものが良いと、つくづく感じています。

最近失敗した買い物はマウスです。レビュー評価が高く、Logicoolの中で高額ラインのマウスだから間違いない思い、選びましたが、自分には合いませんでした。

これまで使っていたマウスよりサイズが大きく、重みもある。使っていくうちに、腕が疲れてきました。腕が疲れる原因に、私はマウスを動かす時に持ち上げる癖があることがわかり、なおさら合っていないということがわかりました。多機能な設定も使わない、ということがわかりました。結果、元の一番シンプルでサイズが小さいマウスに戻しました。

機能が多いということは、故障ポイントが増える=故障率も上がり、重さや価格に影響が出ます。多機能=良いものではなく、自分にとって無駄な機能がないものを選んでいます。

実際に使っているマウスは、ロジクールの「M325」シリーズを10年ほど愛用しています。女性の手のひらサイズと小さいこと、静音タイプではない(カチカチと音がする)ので、万人向きではないと思います。

ロジクール M325sDS ワイヤレスマウス
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選び方 その2:必要な要件を整理してから選ぶ

壊れてからの買い直しでなければ、時間をかけて下調べして選ぶようにしています。下調べの時には、自分に必要な要件を紙に書き出しています。

特に家電は、自分が使わない機能が多く、目的が見失いがちになると感じています。以前は予算から考えていましたが、最低限の機能を選んでいるため、高額な出費になるケースは少ないです。

最近では、冷蔵庫を買い替えました。絶対譲れない条件と要らない機能を書き出しました。要件が決まって、目ぼしい商品が決まったら、購入前に取扱説明書を読んでみることをおすすめします。
取説は設計者からユーザーに伝えたいことをまとめた資料ですので、購入前に読んでおいて損はないと思います。

要件書き出しのサンプル


絶対譲れない条件
 ・冷凍容量75L以上
 ・冷蔵容量90L以上
 ・冷凍室は引き出し式

 ・グレーまたはブラック(反射しないカラー)
不要な機能
 ・製氷機能
 ・野菜室
 ・アプリ連携
その他
 ・メーカーにこだわりはない

本当におすすめな家電

ここからは、機械好きで面倒くさがり屋の筆者が使い続けている、おすすめの家電をご紹介します。

マキタのコードレス掃除機

長年マキタの掃除機を使っています。長く使えている理由は、「すぐに取り出して使う」ことのストレスが少ないからです。

掃除機を取り出す時の手軽さがないと面倒になり、使わなくなってしまう。重かったり、電源コードを差したりというワンクッションがあると、それがストレスになると考えました。すぐ取り出して使えることが一番と考えた結果、軽くて工具メーカーとして信頼している「マキタ」を選びました。

マキタの掃除機の構造は簡素で、壊れてもパーツ交換ができるので、一生使えるのでは?と思えるほどです。ここまで完成された製品はないのではと思えるほどです。

マキタ掃除機を選ぶ際には、「紙パック式」で吸引力は不要、コードレスで軽量、(できれば)部品単位で交換可能、という要件で選びました。もし、吸引力を求めるのであれば、私なら電源コートのミーレの掃除機を選びます。マキタは、バッテリーによって吸引力と稼働時間が異なりますが、吸引力が絶対要件であれば、電源コードの掃除機に勝てません。

吸引力と書きましたが、どういう場面で吸引力が必要なのか、想像してみると良いかもしれません。私はあまり吸引力にはこだわりがなかったこと、連続で使用する時間を考えて、一番スペックが低いモデルを選びました。

連続使用の時間と吸引力を考えると、18V仕様がおすすめです。紙パック式以外にも、カプセル式(使い捨てない布)やオプションのサイクロンもあります。業務用モデルですので、長く愛用できること間違いなしです。

犬猫と暮らすときには、抜け毛を掃除機で吸い取ることを考えるとマキタCL107(一番スペックが低いモデル)では、吸引力がないので厳しいかもしれません。その時には、上位モデル(18V)のマキタを選ぶか、ミーレの掃除機を選ぶと思います。マキタは工具も含め、商品によりバッテリー容量が異なります。

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\紙パックじゃないタイプ/

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サーキュレーターの元祖ボルネード

サーキュレーターに首振りは必要なのか、ずっと疑問に感じました。

サーキュレーターの開発企業を調べたところ、アメリカのボルネードというメーカーが発祥ということがわかり、ボルネードでは首振りモデルがほとんどない、ということがわかりました。

空気を循環させるためには、空気を一方向に送風することが大切です。首を振ると近くの空気だけがゆらされ、循環されなくなります。空気循環のために一番効率の良い方法は、ボルネードがこだわる首を振らない今の形です。

ボルネード公式サイト

ボルネードのサーキュレーターには、基本的に首振り機能はありません。私の家には各部屋にボルネードのサーキュレーターを設置していますが、首振り機能はなく、ひたすらにシンプルなサーキュレーターです。でも、このシンプルさがとても気に入っています。シンプルなので、壊れない。とにかくタフでパワフルで、24時間連続使用できるように設計されているサーキュレーターです。

シンプルながら、風量コントロールが微風〜強風と、無段階調整ができるサーキュレーターを他に見つけれませんでした。風量コントロールができる機種は、「DCモーター」モデルのみ。

夏だけでなく、冬もサーキュレーターは空気を循環させることができるので、1年を通して使えます。ボルネードを使い始めてから、風が循環しているのでエアコンの温度を上げ下げすることが少なくなり、電気代が安くなりました。

ボルネードは他社と比べて高額です。高額ですが、これから何十年と使用することを考えて選びました。

サーキュレーター選びの目安は「部屋の広さ」

サーキュレーターを選ぶ際の目安は、推奨されている「部屋の広さ」です。できれば、部屋の広さより少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。

スモール、ミディアム、ラージとサイズが大きくなるほど、風量だけでなく静音性も高まります。例えば、ミディアムサイズとラージサイズを同じ風量で運転させた場合、パワーに余裕のあるラージサイズの方が静かです。

私はリビング用に、大風量で静音性も高い「723DC」を選びました。

ボルネード サーキュレーター45畳 DCモーター 無段階変速 723DC-JP米国製
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見た目で選ぶなら、DCモーター(無段階調整ができない)ではありませんが、レトロタイプもアメカジっぽさが可愛らしいです。コンパクトサイズのサーキュレーターは、部屋干しの風当てにもおすすめです。

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ボルネード サーキュレーター 10畳 レトロ

ボルネードサーキュレーターの効果的な使い方は、公式サイトに詳しく掲載されています。観葉植物・ペットにも、ボルネードはおすすめです。

コロナ 衣類乾燥除湿機

我が家では洗濯物は室内干しです。以前はドラム式洗濯機を使い、乾燥まで洗濯機を使っていましたが、天然繊維の服を着る機会が増え、乾燥機を使わなくなりました。そのため、縦型洗濯機に買い直し、浴室乾燥で室内干しをすることになりました。

柔軟剤や強い香りの洗濯洗剤を使っていないということもあり、梅雨時に室内干しをすると、浴室内で強烈な生乾き臭が漂います。洗濯物が乾くと生乾き臭は消えますが、濡れると生乾き臭がするという状態でした。

調べていくうちに、生乾き臭(サルモネラ菌)の原因は、室内干しの湿度・温度が原因ということがわかりました。部屋の湿度が60%を超えると急速に活性化するとされています。

最初は洗濯物に直接サーキュレーターを当ててみたり空気清浄機を浴室に置いてみたりしましたが改善できず、餅は餅屋ということで衣類専用の衣類乾燥除湿機を選んだ結果、大当たりでした。

コロナ公式サイトでは「ベージュとホワイト」のツートンカラーを限定販売しており、コロナ公式店以外では「ホワイト」のカラーです。機能・性能は同じです。

ガジェット

Cisco Merakiアクセスポイント

あのCiscoから家で使えるアクセスポイント!と思い、Cisco Merakiシリーズを選びました。安定と信頼のCiscoです。特筆すべき機能はありません。機能はないということはシンプル構造ですので、私好みということでした。最低限とはいえ、デュアルバンド・メッシュ接続設定可能と、必要な機能は含まれています。

小規模オフィスにも使える業務用製品ですので、耐久性も安心して使えます。今販売されているモデルの前製品を5年以上2台構成で使っていますが、毎日運用を続けてトラブルが起きたことはありません。

価格が一般的な家庭向けルーターより2倍程度価格が高い上に、機能も劣りますが、ブランドと商業利用も耐えられる製品であり、長期運用も可能です。在宅ワークの人にも、おすすめです。

もともとMerakiは独立した企業で2012年にCiscoが買収した経緯があります。当初、Merakiシリーズ(アクセスポイント)はハードウェア購入以外にライセンス費用も必要でしたが、こちらの製品はライセンス費用はかかりません。

専用アプリから設定でき、直感的に設定できます。業務用とはいえ、設定は難しくありません。詳しくない人でも設定はできると思います。業務用Ciscoといえばコマンド設定ですが、こちらの製品(おそらくMerakiシリーズはすべて)コマンドでの設定はできません。

PhilipsHue(フィリップス・ヒュー)

PhilipsHue(フィリップス・ヒュー)がないと生活に支障が出るくらい、愛用しています。かれこれ10年以上、Hueを使い続けています。

今ではスマートライトは多くのメーカーから発売されていますが、PhilipsHueはその先駆けでした。日本では照明の調光・調色はまだ浸透されていないと思いますが、取り入れてみると、こんなに生活が変わるのかというくらいに、私はストレスが軽減されました。

自宅にルーターとLAN接続ができるのであれば、ブリッジ。完全無線LAN環境の場合は、ブリッジプロ。ブリッジと電球がセットになった「スターターセット」がおすすめです。ブリッジプロは2025/11現在品切れが続いています。

Brotherレーザープリンター(複合機)

インクジェットの滲みと、印刷スピードの遅さにストレスを感じていたので、プリンターを買うなら価格が多少高くても「レーザー」プリンターと考えていました。家庭用でプリンターを選ぶなら「Brother」と決めていたので、Brotherのレーザープリンターを選びました。

よくよく調べてみると、レーザープリンターの価格は高くない。両面印刷もできますし、スキャナーも使え、全くストレスに感じていません。私はモノクロレーザーを選んだので、さらに価格を抑えられました。カラーレーザーも初期コストはモノクロレーザーと同じくらいですが、トナー代がモノクロとカラーでは本数が異なるので、ランニングコストが上がります。

トナー代はインクジェットより価格が高くなりますが、印刷できる枚数も多いので、私は大満足している複合機です。在宅勤務の方だけでなく、小規模オフィスへの設置にも、十分対応可能なレーザープリンターです。とにかくおすすめです。プリンタードライバーは、WindowsとMac対応です。LANケーブル接続だけでなく、Wi-Fi接続にも対応しています。

持ち手があるので、一人でも気軽に移動はできますが、インクジェットプリンターのように、必要な時だけ出し入れするというのは重たいので現実的ではありません。

ブラザー A4モノクロレーザープリンター複合機 DCP-L2660DW
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セサミスマートロック

初代セサミの発売以来、毎年新しいモデルに買い替え、かれこれ5年以上愛用し続けています。セサミ4までは、モーター故障による買い替えを繰り返してきましたが、それでも使い続けたいほど、私の生活になくてはならない必需品となっています。

2025年現在、最新モデルとして「セサミ5 Pro」が発売されました。従来の課題であったモーター故障を克服するため、モーターレス構造になり頑丈になったとのことで、セサミ5から迷わずProモデルに買い替えました。

セサミ5とセサミ5 Proの比較:選ぶべきは断然Proモデル
圧倒的にセサミPro
がおすすめです。現在の価格差はわずか1,000円程度ですから、両方購入した私の感想としては、Pro一択です。
セサミ5はモーター音が大きく、ストレスを感じていました。セサミ5Proはモーターレスのため、モーター音がなくなり、静音性が増しました。セサミProのカラーは、白・黒の2種類。

おすすめの構成:セサミ5Pro+ハブ3+セサミフェイス+マグネット+ドアセンサー+リモート
私がおすすめする構成は、オプションを含めて、6点と品数が多いです。どれも欠かせないものとなっています。

外出先から鍵の状態を確認するには、「セサミハブ3」がマストアイテムです。ハブがなければ、アプリを起動しても、セサミの状態確認ができません。カラーは白・黒の2種類。

2025年には、「セサミフェイスシリーズ」顔認証オプションもリリースされました。セサミフェイスもテンキー付きのモデル(セサミフェイスプロ)と、テンキーなしモデル(セサミフェイス)の2種類あります。テンキーモデルでは、顔認証だけでなく暗証番号での解錠ができるモデルとなっています。

ドアセンサーは、開閉時にセンサーが検知し、自動でドアを施錠するオプション品です。鍵の施錠忘れを防ぐことができます。セサミの標準機能で「◯分後に施錠」という、時間指定で施錠する機能もあるので、マストアイテムではないと思います。ホテルのドアのように、強制的に扉が閉まると施錠されるので、締め出され注意ですが、表にセサミフェイスを設置しておけば、顔認証が失敗しない限り締め出されることはありません。カラーは白・黒の2種類。

リモートは、セサミの開け締めができるリモコンスイッチです。リモートとリモートNanoの2種類サイズ展開があります。ダブルロックの友人宅では、このアイテムがある1回の一気に開け閉めできるから便利とのことでした。来客時に、玄関先でお見送りをする際、セサミを設置していると、戸惑われることがあります。玄関先に置いているリモコンで、遠隔で解錠するようにしています。こちらもマストアイテムではありませんが、あると便利なアイテムです。カラーは白・黒の2種類。

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Hub3 WiFi セサミ スマートロック sesame 遠隔操作
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オープンセンサー セキュリティ スマートホーム ドアセンサー
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まとめ

本記事では、おすすめの家電・ガジェットを紹介しました。

2025年執筆しましたが、コロナの除湿機以外は5年以上使用しているもので、自信を持っておすすめしています。

なにか参考になるものがありましたら、嬉しいです。

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この記事を書いた人

meteoraのアバター meteora メテオラ

システムエンジニア(SE)歴20年。
SEならではの仕様調査と実機レビュー(実際に使ってみての使用感)で、論理的にわかりやすい記事作りを心がけています。

家に居ることが大好きで、もっと暮らしやすい空間を作りたいと思い、インテリアを調べていく中で、北欧家具に出会えました。

北欧インテリアブランド(ルイスポールセン、フリッツ・ハンセン、PPモブラーなど)を中心に、本当に良いと思ったモノだけを紹介しています。

好きなデザイナーは、ポール・ケアホルム、セシリエ・マンツ
シンプルなデザインの中に、どこか柔らかさがあるデザインが好きです。

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